初めての禁煙外来は担当医が喫煙者だったお話。
禁煙パイポ、ニコチンパッチ、飴やガムなどの代用品、精神論、成功者の体験談…長い間に色々試してきました。
けどダメでした。
のねずみ男は、禁煙外来が怖かった。もしここに行ってダメなら完全な中毒者なのではないか?救いようのない人間なのではないか?というプレッシャーがあったからです。
それでも最初の一歩を踏み出せたのは、自分をダマしているもう一つの脳から解放されたい思いの方が強かったから。
ありったけの勇気を振り絞って行った禁煙外来は拍子抜けでした。
だって、担当医が喫煙者だったから。
エエエーっ!
医「一緒に頑張ろう!」
の「一緒に辞めるということですか?」
医「あなたの禁煙が成功するように一緒
に頑張ろう」
の「先生は辞めないの?」
医「難しい問題だねー」
でも、このゆるい感じが良かった。何の気負いもなく禁煙治療をスタートできたのだから。
禁煙外来では、チャンピックスという飲み薬を処方してくれました。
チャンピックスはニコチン受容体に蓋をするので、たばこを吸ってもホッとするような充足感が得られないようになっています。成功率は6割くらい。
成功の秘訣はタイミングです。
のねずみ男は最高のタイミングで最高の名医と会えたのですが、それは絶対に辞めるという強い意志とビジョンで脳を支配できたから全てのタイミングが揃ったのだと思います。
強い思いには、未来を創造するチカラがあるのかも知れません。