アニメから学んだお金のこと。『お金とは信用そのもの』だった!
最近、お金とはナニか?と深く考えさせられるアニメを見ました。
イイ大人がアニメかよ?と思うかも知れませんが、お金の知識が乏しいのねずみ男には良い取っ掛かりでした。
タイトルは『C The Mony of Souls and
Possibilty Control』
あらすじは、異世界にある金融街から現れた『ミダス銀行通商部』を名乗る真坂木(まさかき)が主人公の余賀公麿(よがきみまろ)に、未来を担保にお金を融資しましょうと提案する。
金融街では週に1度ディールという勝負が行われ、相手に勝てばお金(ミダスマネー)が手に入る。
このミダスマネーは口座に振り込まれ、現実世界でも使用可能なので、ディールに勝ちさえすれば楽してお金を手に入れることができるというものです。
このアニメを見ようと思ったのは、お金のことを勉強するためではなく、登場人物の真坂木が『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカにそっくりだったから!好感を感じて…
一番心に響いたのは、情報屋である武田崎重臣(たけだざきしげおみ)の一言。
「信用が金を生むんだ」
「だから私は人を信用させる力を手に入
れたいんだよ」
「私が金を集めるのは人が金を信用して
いるからだ」
確かにそうだ。
お金自体は喉も潤わさないし、腹の足しにもならない。
お金がナニとでも交換可能と皆んなが信じているからお金を欲する。
つまり、お金とは信用のことだ。
ストーリーは良くできていて、ミダスマネーとは、ギリシャ神話のミダス王(触れたモノを全て金に変えるチカラを持っている王)をモチーフにしているのであろう。
真坂木が手にしている杖には耳の大きな人の顔があることからも分かります。
ミダス王は神様にお願いし、触れたモノをなんでも金に変えるチカラを得ましたが、食事も飲み物も金に変わってしまい直ぐに後悔しました…
後にアポロンに罰を与えられロバの耳になっなのがミダス王です。
そう、王様の耳はロバの耳。
未来の可能性を担保に今を補填するやり方はホントウに正しいのか?
日本政府が発行する国債を日銀が引き受けるというのを風刺したのか作品なのか?むずかしいことは分かりませんが、
『お金とは信用だ』ということが分かっただけでも大きな収穫でした。
なるほど、儲けるとは『信』を得た『者』と書く、昔の人はよくいったものだ。